カンザスシティの暮らし
カンザスシティはミズーリ州とカンザス州にあります。それぞれ管轄が分かれています。またがっているというより、正確には、市ができた時期が、ミズーリ州とカンザス州とにズレがあります。カンザスシティミズーリ州は1853年、カンザスシティカンザス州は1872年に創設されました。人口はカンザスシティミズーリ州が50万8090人(2020年)、カンザスシティカンザス州は15万6607人(2020年)。人口も名所もミズーリ州に多いことから、カンザスシティというとミズーリ州のカンザスシティを指すことがほとんどです。ちなみにカンザスシティミズーリ州はKCMO、カンザスシティカンザス州はKCKと略されます。
・カンザスシティ(ミズーリ州)
ミズーリ州西部に位置する街です。200以上の噴水があることから「噴水の街」と呼ばれています。1920年から30年にかけて確立されたカンザスシティジャズは、即興を中心としたもの。「モダンジャズの父」と言われるチャーリーパーカーはカンザスシティで生まれ育っています。また、ステーキやBBQなどでも知られていてレストランを巡るツアーなども催されています。
・カンザスシティ(カンザス州)
カンザス州東部に位置する街です。カンザスシティの西にはカンザス大学やカンザス州立大学があります。アメリカンフットボールやバスケットボールが活発で、スポーツの強豪校として知られています。それぞれの大学の在籍生徒数は2万人ほど。名所はミズーリ州側に集中していますが、カンザス州での名所としてあげるべきところは「カンザス・スピードウェイ」1周1.5マイルのサーキット。毎年2回、NASCARが開催されています。
気候
1年を通して四季がありますが、春と秋は短いようです。夏は40度近くまで上がる日もあり、湿気もあります。蚊も出ます。冬は気温がマイナスになることもあります。雪も降りますが積もることはあまりありません。しかし道が凍るブラックアイスバーン現象も起こるので、冬の運転には注意が必要です。カンザスシティは街が平らに広がっていて、住宅地の中でも野生の鹿を見かけます。家の裏庭に現れたなんていう話も聞きます。
トルネード
カンザスシティは竜巻の発生数が多い地域の呼称で「トルネード・アレイ(街道)」と呼ばれています。一軒家では、シェルターとしての地下室があるところも少なくありません。家を借りたり購入したりする際のポイントとして押さえておきたいですね。
アメリカ生活情報(事前に知りたい知識)
・運転免許
筆記試験をパスしたのち、路上試験を受けます。他の州同様に実技のテストの際は自分の車を用意する必要があります。免許取得に必要な書類は、パスポート、住所確認書類(公共料金請求書など2つ)、SSN、I―94、I―20などですが、担当窓口によって提出する書類が様々だったりもしますので事前の確認をしてください。場所によっては英語が苦手なかた用に辞書の持ち込みが認められているところもあるようです。
カンザス州
https://www.dmvusa.com/state.php?id=17
ミズーリ州
https://www.dmvusa.com/statelink.php?id=398
・S S N(ソーシャルセキュリティナンバーの取得)
https://www.ssa.gov
上記のソーシャルセキュリティのウエブサイトで最寄りのオフィスを検索することができます。
申請時に必要なものは、パスポート、ビザ、ビザに関する書類、申請書、I-94などです。雇用に関する証明書が必要な場合もあります。
申請書はこちらからダウンロード可能(ssa.gov/forms)。
運転免許取得や銀行口座の開設などにはソーシャルセキュリティが必要です。