What’s OHIO? オハイオの暮らし

オハイオの暮らし

オハイオ州といってもピンと来る方は少ないかも知れません。
でも、オハイオ州と日本は実は緊密な経済関係にあります。日本からの対米投資額、カリフォルニア州に次いで二番目に多いのがオハイオ州。
これをオハイオ州から見ると、海外からの投資額は日本からが断トツ一位。
自動車メーカーのホンダを初めとする約400社の日系企業がオハイオ州に進出しています。
その理由は、州内の多くの大学が創出する教育レベルの高い人材を各分野で提供できること、米国の中心に位置し強固な交通インフラが利用可能なこと。また、全米で3本指に入る進出企業に有利な税制を採用していることにあります。

そんなオハイオ州。全米7位の人口(1,174万人:2023年現在)、フォーチュン500企業の本社の所在数全米5位(フォーチュン500企業23社、フォーチュン1000企業55社)、全米7位の州内総生産額(GDP: 5,650億ドル)を誇ります。オハイオ州がもしひとつの国であるとしたら世界第22位の経済大国となります!
このオハイオ州のほぼ真ん中に位置するのが州都のコロンバス。コロンバスを囲むオハイオ州の中央部はセントラルオハイオと呼ばれ、そのうちの11郡からなるコロンバス経済開発区はアメリカ中西部の中でもっとも急速に成長を遂げている地域です。

また、オハイオ進出の日経企業の多くがこの地域に所在し約4,000人の日本人が住んでおり、500名以上の生徒数のいるコロンバス日本語補習校、地域の日本人が一番多く住むダブリン市の公立学校では日本語を話せる職員を雇うなど日本人が住むインフラが整っている地域でもあります。ジャック・ニクラウスの出身地でもあるこの地域は、世界的に有名なトーナメントを行うゴルフコースがパブリック、プライベートともに多くありGolf誌はコロンバスを全米2位のゴルフ都市と呼んでいます。

・コロンバス(Columbus)

オハイオ州の中心部に位置するコロンバス。人口は州の中では一番多い90万人。ダウンタウンのオハイオ州議事堂周辺には、高層ビルが立ち並んでいます。その北には生徒数5万人を抱えるオハイオ州立大学があります。コロンバスの産業としては、昔は荷車や馬車の製造が盛んでしたが、現在はそれらに変わって航空機や自動車やその関連、また電子機器などの機械工業が盛んです。ホンダのアメリカ本部もオハイオにあり、そのためコロンバスの隣の都市ダブリンには多くの日本人が住んでいます。気候は、夏は多湿で暑く、冬は乾燥して寒く雪も積もります。日本の北海道のような気候だとよく例えられます。

・クリーブランド(Cleveland)

オハイオ州の北東部に位置するクリーブランド。五大湖の一つ、エリー湖に面する人口200万人以上(郊外を含む)の街です。その昔は工業都市として発展してきましたが、現在はバイオメディカルや金融都市として生まれ変わっています。博物館や美術館が点在し、ロックの殿堂、クリーブランド美術館、五大湖科学センター、クリーブランド自然史博物館などがあります。またロックフェラーを生んだ街としても知られています。気候については、四季を感じることができ、冬は摂氏0度以下になり雪景色が広がります。夏は湿気が多少あるものの避暑地のような爽やかさです。

・シンシナティ(Cincinnati)

オハイオ州の南西部のシンシナティ。オハイオ川の河畔に位置する人口30万人以上の街。川を渡るとケンタッキー州になります。オハイオ州の中では、コロンバス、クリーブランドについで3番目に大きい都市です。P&Gや花王などの日系企業が数多くあり、アジアンレストランやスーパーマーケットもたくさんあります。メジャー・リーグに属するシンシナティ・レッズ、NFLチームのシンシナティベンガルズはシンシナティが本拠地です。シンシナティ動植物園は全米で2番目に古い動植物園です(いちばん古いのはフィラデルフィア)。

・デイトン(Dayton)

オハイオ州の西部に位置する都市。ライト兄弟を生んだ街で、航空宇宙の研究が盛んです。ライト州立大学は、医学と航空学の分野で名を馳せています。デイトンには巨大な空軍博物館もあり、人気の観光スポットとなっています。歴史地区には古い建造物も多くあり、地方裁判所もその一つで1888年に建てられた新古典主義建築物です。気候は1年を通して四季がはっきりしていて冬は氷点下6〜7度まで下がり、夏は30度以上になることもあります。春から秋にかけては竜巻が発生しやすく、サイレンも響きます。

w_columbus-02

この地域の人口は210万人(2014現在)主要産業は他業種に渡る。

小売・アパレル:
Victoria’s Secret, Express, Abercrombie & Fitchなどの世界ブランドの本社が中心となり、IT、セールス&マーケティング、デザイン、包装を専門とする著名な地元企業がバックアップしている。

美容・パーソナルケア:
「美容業界のシリコンバレー」と呼ばれるInternational Beauty Campusには専門の包装会社、パーソナルケア製造メーカーが近接することで物流、材料費の削減を行っている。

自動車:
ホンダ、関連サプライヤー数百社のほかに、世界トップレベルの車両試験と研究開発を行うTransportation Research Centerや、軽量構造や軽量素材の電気自動車の技術研究を行うオハイオ州立大学のCenter for Automotive Reaearchがある。

事務管理部門・コールセンター:
全米でも2、3位を争う学生数を誇る大学生数とフォーチュン1000社企業の本社所在数を誇る都市のひとつとして、あらゆる産業における全レベルでの事務管理業務の強力なエコシステムを提供。

食品飲料:
175社以上の食品・飲料メーカーがあり、食品業界や農場が集中しているエリアに近い立地が強みとなっている。

生命科学:
世界最大の非営利委託研究団体のバテる記念研究所があり毎年50億ドルが研究費用として費やされ、600社以上の生物科学分野の会社が19,000人以上の雇用を創出。

ビックデータ:
IBMの世界初Analytics Solutions Lab、7社の共同投資で高度な分析性やサイバーセキュリティの専門技能を培う先進技術会社Columbus Collaboratoryが所在。

金融・保険:
Huntington Bank(金融)やNationwide(保険)の本社がある。

IT:
New Geography誌で、技術成長、教養のある労働力への求心力は今やボストンやサンノゼ、サンフランシスコよりもコロンバスで急速に大きくなっていると指摘される。2,000を超える科学技術系の団体が所在する。

物流・Eコマース:
米国総人口の47%、カナダ総人口の34%に10時間以内の物流距離にある立地条件より急成長を遂げる企業の物流拠点となっている。

コロンバスの詳しい情報は、以下のPDF資料からもご確認いただけます。

columbus

columbus


コロンバス周辺の学区情報

ダブリン(Dublin)学区
メアリーズビル(Marysville)学区
ニューアルバニー(New Albany)学区
オレンタンジー(Olentangy)学区

Menu